解散
どこまで続けるべきか、やめるべきか?
一時的な売上で生活費を稼ぐことができました。
ガイドツアーというビジネスはストック型のビジネスです。
営業したところで直ぐに注文が来るわけではない。
かといって、スケール力もあるわけではない。
受注が取れるまで恒常的に動かないといけないわけです。
いわゆる忍耐力が物をいう商売。
1つのツアーが軌道に載るまで1年はかかるといわれている業界。
4月の繁盛期を狙い、どのくらい稼げるのか?
最後の最後までキャッチを始めた多数のチャネルで粘りました。
5月から閑散期、これを逃したらかなーりきついわけです。
広告運用もしていたので、お金苦しくなっていました。
4月が過ぎ、ツアーを実施できたものの、結局事業のお金も生活費もすべて尽きてしまいました。
撤退ラインまで1か月分の燃料はありましたが、結果は明白。
株主決議をとり、解散の意を伝えました。
二度とお前には投資はしない等の様々な罵声がありましたが、応援の声もありました。
95%が可決で、僕の事業は閉じることになりました。
夢を語り、お金を集める。
コストも高く、リスクはあるけれども、共感を呼べばやりたいことをやれる。
結果もだす。
今いる場所からしたら、小さい規模かもしれないが、普通の人よりもこーい経験をすることができた。
歯を食いしばり、空腹で塩をなめながら、最後までギラギラを勝機を虎視眈々と狙う。
高慢だったかもしれないが、振り返れば人生で一番輝いていた、成長できた機会だったかもしれない。
ただ、僕の失敗は高慢すぎたこと。
自信を持ちすぎたうえ、周りに専門家をうまく取り入れられなかった。
だから、周りがもはや見えていなかった。弱さから逃げていたのだ。
この教訓を次の事業へと生かしていきたい。