旅を仕事にしようとした日記

L-tripの事業活動日誌。色々整理しながら書き連ねます。

旅行の仕事には、旅行の経験値が必要か否か?

次も資金調達の話になるので、

 

 

ここでワンブレイクはさみます。

 

 

小規模な事業がいかにして勝つか?

 

 

戦わずして勝つならば、

よく言うのは、製品・販路・広告・値段・・・いわゆる、4Pを使った差別化の徹底ですね。

 

 

どれか一つを尖らせれば、勝てると思いきや、実際問題だいたいの事業が2,3個標準的なものからずらしています。

 

 

例えば、マクド。駅の近くにあり、店舗で直接買えて、早くて、安くて、まあそこそこうまい。

 

 

早くて、安いという時点で、4個中2個奪っています。それで、買ってる。

 

 

さて、L-tripでやっていたのは、他になくてマネできない製品で勝負をしようとしていました。(実際、真似もできたうえ、被るものもあった、設定のつめが甘い。)

 

 

斬新な商品を作るというのはそんな簡単なものではありません。

 

 

あるとき、池田で日本人向けに自作エコツアーを売っている方がいました。

 

 

この地域でも有名で、2,3か月一人100万円のツアーを作って、毎回満員だとか。

 

 

この方が僕の商品を見た時言われたのは、「ストーリー性と想像力が足りないから、1年でぽしゃる」

 

 

自分が旅行者だったら、どう楽しむか?どうお金を使うか?

 

 

こういう視点は、本で読んでも、人に聞いても、限界があります。最後は、自分のお金で色々なサービスを受けた経験が多い人が最もいい物を作ります

 

 

旅行となれば、特にガイドのようなto Cの事業は、製造側の旅行経験に大いに左右されます。

 

 

恥ずかしながら、僕は旅行は好きだけれども、頻繁に旅行をするわけではありません。

実際、ここ最近は仕事以外の理由で海外へは行っていません。しかも節制する旅行のみ。

 

 

というように、お金を落とさずに楽しむ旅行をしている人には作るのは難しいのではないかというのが今日の話。

 

 

じゃあ、果たして旅行経験の少ない人が旅行業界で稼げないのか?

 

 

答えは、ノー

 

 

クリエイティブな事業(ツアー製造・ガイド 等)を作れる旅行経験が多い人と組む。

または、徹底してステマチックな事業(手配・インフラ 等)にする。

 

 

前者は、言わずもがな。

後者は、誰でもできる業務を早く、安く、大量にやる方法。

 

 

前者は頭脳が必要だが、後者は労力が必要。

 

 

L-tripではまずどちらかに振り切る決断を早い段階からやっておけばよかったとつくづく思います。

 

 

経験を借りるか?経験が関係ない分野へ行くか?

 

 

肝はここにあります。