旅を仕事にしようとした日記

L-tripの事業活動日誌。色々整理しながら書き連ねます。

資金調達①

H29年4月~6月の話です。

 

 

前の韓国団体旅行の実績(正直、集客方法が特殊なためエビデンスにもなりませんが)や補助金の申請が通ったこともあり、資金調達をしました。

 

 

理由は、「旅行業第3種の取得・広告宣伝費への投資のための資金調達」です。

 

 

おさらいですが、第3種とは、


 

要は、向こうからの申請であれば、全国手配できるという事になります。

 

 

旅行手配の幅も増やし、お客さんの訪日旅行へのニーズに柔軟に対応できるようになっていこうという目論見です。

 

 

 ここで問題なのが、どう受注型(お客様からの依頼が先)にするか?

 

 

企画したツアーをこちらから募集することができません。

 

 

旅行会社の中に、ランドオペレーターというものがあります。


 

例えば、アメリカ人訪日観光客に旅行手配をしようとしたとします。

この際、日本の会社が集客し、手配・実施するとかなり大変です。広告宣伝もしないといけないうえ、手配・実施までやるとなると....ほとんどの会社が資金・労力的にキャパオーバーです。

 

 

そこで登場するのが、ランドオペレーターです。(今は登録制になっています。)

ランドオペレーターは、手配屋です。

 

 

集客した会社からの依頼で、手配をし、そのコミッション(手数料)で稼ぐモデルです。

 

 

利益率がだいたい、5~20%です。

 

 

市場も飽和してますし、薄利多売で差別化しにくい分野ですが、

L-tripは宿泊・交通手段を手配するだけでなく、自社の関西圏のオリジナルコンテンツを使って差別化しようと考えます。

 

 

例えば、和菓子作り、取れたて野菜を日本料理で調理する農業体験、絶景ロケーションでの茶道体験など。(今振り返れば、同じ事を考える人が多く、同じものもたくさんありました。リサーチ不足です。)

 

 

ややサプライヤー寄りのランドオペレーターですね。集客は現地旅行会社に任せ、あとは自社が取り扱える日本のサプライヤー(体験施設など)を増やすだけ。

 

 

L-tripの場合、自社コンテンツが本当にうけるのかわからなかったため、とりあえずお金を集め、広報・旅費にお金を使い、PDCAを回していこう

 

 

という考えのもと集めることにしました。

 

 

非常にワクワクするものが多く、あとはコンテンツさえブラッシュアップするだけという考えで始めることになりました。