旅を仕事にしようとした日記

L-tripの事業活動日誌。色々整理しながら書き連ねます。

政策金融公庫からの調達を申請する

今日は、16年12月頃の話。

 

 

 このころ、市役所の紹介で、池田商工会議所へ通うことになります。

 

 

紹介理由としては、池田商工会議所が地域密着をテーマにした地域限定旅行業をとるとのこと。

 

 

早速タッグを組めないかと打診するわけです。

 

 

一方、僕自身L-tripの将来の事を考えると、まだ20代で、5年10年間も池田で集中していくことに面白さを感じなくなっていきます。

 

 

どうせなら関西全体、いずれ全国の面白いコンテンツを海外の人に楽しんでもらいたいと思うようになっていきます。

 

 

そこで、旅行業第3種の取得を志すわけです。業務フローがややこしいですが、そこは一工夫で全国手配できるようになります。

 

 

また、全国旅行業協会ANTAなどの組合に加盟すれば資本金360万円以上あれば取得可能なわけです。(他に旅行取扱管理者など必要です。)

 

 

まずは、金の問題を解決。

 

 

そこで、昨日の負債か?投資か?

 

 

返済計画は事業計画元に練るとして、売却・上場も目指していませんでした。

重要なのは、資金調達ペース株主・債権の強さ。

 

 

資金調達は1日でも早くやりたかったため、負債で調達がよし。

 

 

この時、株主・債権の強さは、考えていませんでした。。。

 

 

最初の方は何とかなるやろとの安易な考えでやっておりましたが、かなり重要なのは身にしみて今は認識しております。

 

 

故に、金利が安い政策金融公庫から調達を打診します。

 

 

ここは公金100%の金融公庫(その名の通り公共金庫みたいな感じ)で、3つくらいの機関が合併してできた5兆以上の純資産を持つ超巨大金庫です。

 

 

余談ですが、IR資料とかおもろいです。

 

 

業務は簡単に言うと、

法人から個人事業主、創業フェーズの事業者まで金利で貸し出す商売をしています。

 

 

20代での創業には支援枠みたいなものがありまして、年利は1.5%くらい。

100万円借りて、年利1万5000円、単月1500円くらいの計算です。

 

 

かなり安い。

 

 

とはいえ、職業経験もなしの20代学生が借りるのは大変です。

 

 

そこで、事業計を作成し、池田商工会議所へ持ち込み、商工会議所の推薦をもらいました。

 

 

4回にわたる創業セミナーもうけました。

 

 

結構あっさり書きましたが、かなり大変でした。専門性が高く、 理解や見通しが難しい事業でしたので。

 

 

その後、推薦をもらい、日本商工会議所の人に書類を作成し、簡易的な審査と今後の手続きの説明を受けました。

調達金額は多めに800万円で申請をしました。

 

 

結果、1か月で着金までいけるうえ、必要経費として400万円であれば何とかだせるかもとのこと。

 

 

ひとつ厄介なのが、事務所の見学があるとのこと。

 

 

その時の事務所は、

住んでいたシェアハウスの一室で、ベッドと座椅子と机の六畳一間。

 

 

この見学にビビり、調達がうまくいかないんじゃないか?と疑問に思ってしまいました。

 

 

要は、チキッたわけです。

 

 

僕の未熟だった部分ですが、どんな条件であれば行けるのか?明確にせず諦めてしましました。

 

 

電話さえあればいいのか?

机さえあればいいのか?

はたまた、

情報管理がしっかりしていればいいのか?

 

 

深く考えれば、対策ができたものの、ここで頓挫してしまったわけです。

 

 

この時は非常にもったいない経験をしてしまったと思いますが、

厳しい条件を出されても、簡易的な問題にして、攻めた方法でなんとかクリアしていく突破力が自分には必要ということを理解しました。

 

 

この力は、法律だけでなく、実務などでも非常に重要だと思っています。

 

 

結局、負債による調達は諦めましたが、次は同時並行で補助金の申請を行いました。

 

 

これに関しては、また明日。