負債か?投資か?
本日は資金調達の話
この頃資金調達を本格的に考え出しました。
投資にするのか?負債にするのか?今日は経験よりも基礎知識について。
僕なりの検討項目ですが、
1.配当・返済政策
2.求める資金調達ペース
3.株主・債権主の強さ
4.自身の事業の穴の形
に大きく左右されると考えています。
(クラウドファンディング・ICO等は今回触れないでおきます)
まず、一つ一つ説明していきます。
1.配当・返済政策
どのくらい資金をいれ、いつまでにどのくらい配当・負債を返すのか?
この中で一番大局観が必要な部分になります。
事業者としては、リターンする目星がなければ売上KPIの基準をつくれません。
投資家・債権者としては、100万払ったら、101万儲けなければなりません。
ここで重要なのが、「将来を数値化すること」です。
例えば、5カ年のPL/BS作成やwaccを使うなど、投資がいいのか?負債がいいのか?
数字の部分でチェックをし、自分に合った調達方法を選ぶべきです。
2.求める資金調達ペース
今すぐほしいのか、後の方がいいのか
今すぐほしければ、債権先・業種・ご自身の経歴によりますが、負債の方が比較的調達しやすいです。負債の方がリスクが少ないので・・・
(負債する側は、元金が確実に返ってくる分、業績が上がってもリターンが大幅に増えないというデメリットがあります。)
投資の方が、お金出す側はハイリスクですが、ハイリターンです。キャピタルゲイン。
そのため、投資の方が慎重な傾向が高いですし、かなり事業を作りこまないといけません。
3.株主・債権主の強さ
これが意外と大事。
債権側・投資側は自分の資産を突っ込むわけですから、どのような形で協力できるのか考えます。
調達側もしかり、「この人と組んでメリットがあるのか?」「株主になってほしいのか?」真剣に考えるべきです。
財務面か、事業面か、人材育成面か、人間的な相性の面か、、、
など自分の欠点や事業の方向性などに応じて、選び取った方がいいです。
4.自身の事業の穴の形
5年後、10年後、上場するのか?独立し大きくするのか?買収するのか?はたまた、、、
色んな事業の形があっていいと思いますが、それによって調達のしやすさ・方法の良し悪しが変わります。
例えば、売却・上場を目指すのであれば投資の方が断然集めやすい。
他、資本構成の問題もありますが、そこは触れないでおきます。
明日は、この4うの項目に基づき、補助金・政策金融公庫で調達しようとしたときの話をします。
では
もしかしたら、鍵付きになるかもしれませんが、その際は見れない人はすいません。