資金調達②
前回の続き、
ここで資金調達をするわけですが、400万円の出資を募ることになりました。
投資家の方々に頭を下げに行ったのですが、
・利益率が低い
・集客のエビデンスが低い
・豊田ほぼひとりで大丈夫か?
この3点をメインによく突っ込まれました。
・利益率が低い
旅行業はコミッション(手数料)の相場がかなり変動が固いです。前の記事で話した通り、10~20%。かなり低いです。
そこで、ヘッジとして、
粗利の高い自社コンテンツを作る事にしました。しかし、場所を持っているわけでもなく、私が茶道などの何かの専門分野の先生というわけでもありません。
つまり、すでの箱・ブランドを持っていたりしないと粗利を上げるのは難しく、他から名ガイド通訳を手配して高く売るといっても原価が高く売りにくかったです。
・集客のエビデンスが低い
現地旅行会社においてもらったとしても、ちゃんと広報に入れてもらえるわけでもありません。
また、受け身な広報ばかりで、非常に集客パートナーとの信頼関係が重要になっていきます。
そこで、6月ごろ再度台湾旅行社への営業を行いました。
台北のみでしたが、40件ほど。その中で興味をしめしてくれるところもありましたが、今思えばアウトな市場でした。
台湾の旅行会社は、10年前から日本旅行の小さなブームがあり、日本の旅館やホテルとは仲がよく、台湾から日本へ直接手配しているところが多いです。(海外手配用に割り当てられた部屋数は限られていますが)
さらに、インバウンド市場のコミッションが10年前は40%とっていたと聞きますが、今ではとれて15%。
どの会社も口をそろえているのが、安く大量にホテルを確保できる事を望んでいました。
他社にはないオリジナルさに関しては、「面白そう!」「差別化できるコンテンツを求めてた」という反応があれば、「おいてみないとわからないとか」「ここどこ?」というのがおおかったです。
・豊田ほぼひとりで大丈夫か?
独りよがりな性格か、一人で動く前提のモデルで作っていました。
手配だけであればうまくいくと思います。
しかし、ツアーコンテンツの実施も含めると非常に人手がいります。
かつ、準備・打ち合わせ・実施・後片付けとなると多忙な業務量になります。
そこで、学生のメンバーを募り、実施要員として動いてもらうことにしました。
さらに、実施するだけでなく、自身のツアーを作り、もし売れたら商品の20~30%をその人に渡すという制度も作り、ツアー作成もメンバーにやってもらうという態勢を作り、少しでも豊田が経営に専念できるようにしようとしました。
様々な意見がありましたが、
結局やってみないとわからないという方が多く、「やりながら、改善していきましょう!!」という方で、ほとんどが事業ではなく豊田自身に投資していただきました。
あの時信じたものの、結果を裏切ってしまったことを申し訳なく思うとともに、
投資していただけたことで、トライするチャンスがもらえたこと非常に感謝しています。
10万、20万円でも投資していただいた方には、現在価値としては100万、200万投資していただいたのと等しく、
今後、困ったときに逆に、必ず何か助けられるよう、豊田自身が日々研磨していかないといけないと心に刻んでおります。
誰かを助けるというのは、そんな簡単なことではないので。
そんなこんなで、気合いと情熱で、400万円何とか集めることができました。