台湾出張その1
マーケティングの最初の一歩
「顧客をしること」
そもそも台湾に最初絞った理由は二つあります。
①市場があったから
②個人的に縁があったから
①はググってください。②について、
僕の父親が昔、台湾で5年ほど努めていた時期がありました。
そのせいか、台湾に遊びに行くことが多く、個人的に好きな国だったからです。
あわよくば、父親の繋がりも使えれば(結局使えませんでした)と思って、台湾に絞りました。
さて、今回から2,3回に分けて、台湾の人の特性について話そうと思います。
人口や国土、GDPなど、ググったら出てくる情報ではなく、ざっくばらんに「台湾人」の行動特性を話そうと思います。
(一意見ですし、人それぞれなので悪しからず)
1.とりあえずネット口コミがすごい
FBユーザーがほぼ8割で、当時(16年10月)はInstagramがはやっていました。
とりあえず何かあれば、すぐFBにつぶやく。しかも、かなりコメントや反応が早い。
日本では億劫な人が多いですが、いい意味でSNSを使いこなし、実際に会っているかのように会話している。
日本のLINEでは既読スルーとか既読つけないとかありますが、台湾の人では忙しくても、とりあえずなんか反応し返す人が多い気がします。
ちなみに、なぜtwitterが流行らないのか聞いてみたところ、
「FBでよくね?」
という回答が多かったです。
日本の友達とやり取りするために、twitterを使うという人もいました。
PTTという口コミサイトも根強く流行っていました。
非常にネットの口コミを参考にする人が多く、「誰が」「何を」書いたのかをしっかりチェックするようです。
②かわいい物が大好き
性別・年齢関係なく、かわいいキャラが好きです。
台湾版の7-11は、Openちゃんというマスコットがいます。
これは、7-11のローカライズ戦略で、非常に台湾の人の特性によく合わせていると思います。
最近は、日本でチップ&デールのぬいぐるみ付の午後の紅茶がネットで話題になっていて、買いに殺到しているとか。
このような、かわいくて、期間限定の物が好きな人が多い傾向があります。
③くじや割引が大好き
レシートや黄色いくじ屋さんの店舗数が多いですが、お得感があるものが大好きです。
一見マーケティングにやられてるじゃんと思いますが、非常に賢く買い物上手な人が多いです。
割引で買ったものに、さらに割引がついていたり、
ATMの明細書に割引がついてたりと販促広告がそこら中にあります。
日本でいうSuicaである悠遊カード(EASY CARD)も便利で、あちらこちらで割引を効かせて使えます。
もし買った商品がよくなかったら、すぐ口コミに書きますので、悪い商品は一発で自然淘汰されます。
いい物はいい、悪い物は悪い、広告に騙されず商品の本質を見抜く力は本当にすごいので、嘘はつけません。
さらに、日本では今更話題になっているシェアサイクルは10年前にインフラとして普及しています。
無駄もなく、かつ、賢くお金を使う事にたけているといえます。
これは、島国で人口が少なく、資源もない台湾ならではの経済発展の仕方かもしれません。
今回は、個人の特性についてでした。
次回は、集団特性と懐状況について。